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田村ゆかり「Altoemion」感想

田村ゆかり「Altoemion」 田村ゆかり

11/29に発売された「Altoemion」の感想です。
分割すると途中で力尽きると学んだので今回は全曲一気に書いていきます。

今回の作詞・作曲は全て川島亮祐さんとサクマリョウさんという新しい試み。
『あいことば。』と『かくれんぼ。』で発表された曲は全て好きなので
絶対素敵な曲を作ってくれるという安心感がありました。


金魚

すごく耳に残る曲。
ゆかりんの曲でたまに「水中に差し込む光」の映像が浮かぶものがあるんですが、
今回はそれが直球で来た感じ。
モッチーさんのピアノが映えそう。というか映える。
ゆかりんが絶賛する川島さんの仮歌ver.も聴いてみたいですね。
『金魚』というタイトルだから水槽の中なんだろうけど、
もっと深くて暗い、微かに光が差し込むイメージ。
それでも「貴方」の腕の中にあるような。
「貴方が居てしまうから くるしいほど輝く」というフレーズが好き。
「貴方」に出会わなかったら、ただ生きて死んでいったはずの命。
水底に沈んでいく浮遊感があるけど願いを抱いているから悲壮感はない。

ワームホール・バスストップ

イントロを聴いて最初に思ったのが「また変わった感じの曲が来たなぁ」です。
CAPSULEとか好きだったのでこういう曲調好き。
遊んでるように見えて、ほんの少しの勇気に賭けて勢いで一歩踏み出していく。
牡羊座のテーマソングみたいな曲だと思いました。
自分が牡羊座だから余計にそう感じるのかもしれない。
「此処じゃない」何処かを求める気持ちとか、
全部置き去りにして突き進みたくなる衝動とか、
なけなしの勇気で飛び出す感じとか。
ライブでどんな振りがつくのか楽しみですね。
ゆかりんは踊らないかもだけどメイツちゃんがめいっぱい動いてくれそう。

夢のあと

「ライブの後」をイメージした曲と聞いてから、
この曲を聴くと自然と涙が出てくる。
どうしてこんなに解像度高く言語化できるんですか?
歌詞全部が分かりすぎてつらい。泣く。
ゆかりんとの思い出を抱きしめて、
またゆかりんと会える日を目指して生きています。
「夢のあとへ帰る君」がゆかりんとも捉えられるんですよね。
ゆかりんがいつも「みんながお姫様にしてくれる」って言ってくれるから。
ゆかりんがまた「会いたい」って思ってくれるように手を振る。
この感想書きながらバースデーイベントの抽選申し込みました。
また会える。嬉しい。

逆蜻蛉

サクマさんが一番やりたい放題やってる曲。
前曲との落差が激しすぎる。
余韻にひたってたらいきなり頭を殴られたような。
歌詞は物語性を感じますね。
今京極夏彦の本を読んでるせいか、
「災いが集いますように」から「逆様に笑うの」までの歌詞が
情景含めてすっと入ってきて困る。
ライブでやったら絶対ノリさんがクローズアップされるやつ。
読解力がないから「上から読んだらAの意味、下から読んだらBの意味」になる
箇所がわからない。くやしい。

スーパーノヴァ

ピンスポットの中で歌うゆかりんが見える。
貴方を失っても消えることのできない身体、だんだんと薄れていく想い。
歌詞に「反魂香」が入ってるの初めて見ました。
この曲は曲の中で全て語られている気がして言葉が出てこない。
好きです。

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今回のアルバムで一番好きな曲。
と思ったら『花火』と同じ枠?ジャンルなんですね。
こういうのもヒップホップって言うんだ!
『花火』に情緒をぐちゃぐちゃにされた身としては好きとしか言えない。
歌詞を読むと日本語で遊んでてとても面白いです。
音だけ聴いてると1番も2番も同じことを言ってるのに、
文字で読むと全然違うことを言ってる。
なんなら音で聞いて浮かんだ文字と実際の歌詞も違うから
最低でも3つ以上の意味があるように思えてすごい。
サビの歌詞がめちゃくちゃ刺さるのでやめてください。特にラスト。
ゆかりんはこれをかわいらしい曲として作ったとのことですが、
ささやくような歌い方がより「別れ」を強調している気がする。

ゆかりん、サクマさん、川島さんのインタビューも面白いので是非。
https://natalie.mu/music/pp/tamurayukari10

今月はRAM RIDERさんが全曲担当されるEPが発売されます!
次はキャラソンっぽいということで、いろんなゆかりんが見られそうで楽しみ。

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